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受験生必見!効果的な記憶法①記憶の仕組み

「学習法で飛躍する」でも述べたように、記憶とは新たな神経回路の形成を指し、一般に短期記憶と長期記憶に分類できます。

 短期記憶とは基本的に一か月と持たないような浅い記憶で、時間が経つと意図的に取り出すことも難しい記憶です。しかし、これが一度長期記憶として定着すると、必要な時にいつでも引き出すことができます。言ってみれば短期記憶長期記憶というのは、記憶の強度でもあるわけです。そして、テストで点を取ったり、覚えたこと(記憶)を考えること(思考)に繋げるためには、この「いつでも引き出せる」レベルまで記憶を強めなくてはいけません。
 
 ですから、皆さんは受験に勝つため、日々の授業や予習で短期記憶を作り、復習によって短期記憶を長期記憶に残す必要があるわけです。

 ちなみに、脳がいきなり長期記憶として保存してくれる情報は、「生死に関する、感覚による記憶」(ex.毒性のある食べ物を口にした時の苦みを記憶し、これは食べない方が良いと学ぶ)のみで、英語や数学の知識などどんなに大切だと思っても脳は「そんなの知らんくても死なんわ!」と一回で長期記憶に移してはくれません。

 海馬は徹底的な省エネ主義なのでエネルギーの無駄になるような情報は一切通過させないのです。これは、どんな優秀な人の脳でも同じです。その証拠に、復習タイミングの項で後述する忘却曲線は、皆同じカーブを描きます。神経細胞の性能は誰の脳でも全く差が有りません。海馬の性能も基本的には同じです。極まれに例外も有りますが、僕たちが戦わなきゃいけないライバルたちは皆同じだと思って間違いないです。頭が良いとは性能が良いのではなく、使い方が上手いことを指すのです。

 「上手な使い方」も大きく二つに分かれます。一つは実際に覚える際にどう覚えるかという、方法の上手さです。海馬は必要な情報しか保存してくれないのですから、如何に必要な情報だと錯覚させるか、海馬の騙し方とも言えます。もう一つは、今復習すれば効果的だという、タイミングの上手さです。100%覚えていることを復習しても意味がないですし、とはいえ全部忘れてしまったものは海馬は初めての刺激として受け取ってしまうので記憶もまた一からやり直しです。50%忘れたくらい、まさにうろ覚えの状態こそ、長期記憶形成の最適なタイミングです。

まとめ
1 海馬は元々滅多に長期記憶への門を通してくれないのだから、忘れることを恐れる必要はない。忘れるのは当たり前なんだという意識を持とう!
2 頭が良いというのは性能(スペック)の話では無く、 使い方(メソッド)の話。勉強ができる人は頭が良いのではなく、海馬の騙し方と復習タイミングの取り方が上手いだけ。
→効果的な勉強は誰にでも可能!

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